プリプロセッサ - センサ定義

センサは解析時のマルチボディシステムの情報を検出する要素です。

運動センサ

各ボディの運動は、それぞれのボディ座標系の運動(一般化座標、一般化速度、一般化加速度)として得られます。 運動センサは一般化されたボディの運動情報に基づいて、ボディ上の任意位置における運動情報を計算します。 これにより、ボディ上の任意位置における運動情報(位置、速度、加速度)を取得することができます。

運動センサではボディやマーカーを設置位置として使用します。ボディが指定された場合、ボディ座標系をマーカーとして認識します。

運動センサの追加はコントロールバーの「運動センサ追加ボタン」から行います。

【Type:運動センサ】

名前
MBS情報全体で一意になる要素名。50文字以内。
対象
設置位置となるマーカーまたはボディを指定します。リストボックスから選択します。
位置、速度、加速度 チェックボックス
センサで取得したい情報にチェックをつけます。

力センサ

力センサはアクチュエータやバネ・ダンパといった力要素がボディに作用している力を検出するものです。 対象ボディが受ける一般化力、または力要素接続点で受ける外力を取得します。

力要素の接続点を指定することで外力を検出するボディを決定します。なお、センサが検出するのは【対象力要素】で指定された力要素から発生する力のみです。

力センサの追加はコントロールバーの「力センサ追加ボタン」から行います。

【Type:力センサ】

名前
MBS情報全体で一意になる要素名。50文字以内。
検出対象
一般化力または、外力のどちらかを選択します。
対象力要素 設置先 検出対象ボディ
【対象力要素】で力要素を選択し、【設置先】で第一接続点側か第二接続点側を選択することで、センサを設置するボディが決定されます。なお、センサが検出するのは【対象力要素】で指定された力要素から発生する力のみです。

拘束力センサ

拘束力センサはジョイントがボディに作用している拘束力を検出するものです。 対象ボディが受ける一般化拘束力、またはジョイント拘束定義点で受ける拘束力を取得します。

ジョイントの拘束点を指定することで拘束力を検出するボディを決定します。なお、センサが検出するのは【対象ジョイント】で指定されたジョイントから発生する力のみです。

拘束力センサの追加はコントロールバーの「拘束力センサ追加ボタン」から行います。

【Type:拘束力センサ】

名前
MBS情報全体で一意になる要素名。50文字以内。
検出対象
一般化拘束力または、拘束力のどちらかを選択します。
対象力ジョイント 設置先 検出対象ボディ
【対象ジョイント】でジョイントを選択し、【設置先】で第一拘束点側か第二拘束点側を選択することで、センサを設置するボディが決定されます。なお、センサが検出するのは【対象ジョイント】で指定されたジョイントから発生する拘束力のみです。