プリプロセッサ 概要

解析対象となるMBS情報を定義します。この章では各要素について解説します。

Lagrancia Dynamicsで扱う構成要素
ボディ内外部から力が働いたとしても、全く変形しない剛体を指します。
ジョイントボディに対する拘束情報です。ボディの絶対座標系に対する「動き」や、ボディ間の相対的な「動き」を制約します。絶対座標系に対する制約を「絶対拘束」、ボディ間の制約を「相対拘束」とも呼ばれます。
力要素ボディ間に働く力を表現する要素です。絶対座標系を一つのボディとみなして設置することも可能です。
接触条件ボディ間の接触(あるいは衝突)に関する情報です。Lagrancia Dynamicsでは、接触条件を規定しているボディ間でのみ接触に関する計算を行います。
マーカー任意の座標系を設置するための要素です。主にセンサの設置箇所を指定するために使用します。
センサマルチボディシステムの情報を検出するセンサ情報です。センサではボディやマーカーを設置位置として使用します。
曲線定義曲線定義は曲線情報を定義する補助要素です。Lagranciaでは時間の経過に伴って値が変化する「時間カーブ」のみ用意されています。

基本操作

要素を追加する

マーカーなどの一部例外を除き、要素の追加はコントロールバー ホームタブ上の要素追加ボタンから行います。

要素のプロパティを編集する

  • アウトライナー上で編集したい要素を左クリックするか、またはモデルビューワ上で要素をクリックすることで、下部プロパティ表示領域に当該要素のプロパティを表示します。
  • プロパティ表示領域で項目を編集します。入力中の項目のテキストボックスからフォーカスアウトした時点で変更は適用され、保存されます。

要素を削除する

  • アウトライナー上で削除したい要素を右クリックし、コンテキストメニューを表示します。
  • 表示されたコンテキストメニューから「削除」を選択します。
  • 削除確認ダイアログでOKボタンをクリックします。

操作を元に戻す、やり直す

要素の追加や削除、設定項目の変更等の操作の元に戻したり、やり直したりできます。

操作を元に戻す

コマンドキーを押しながら Z キーを押します。または、リボンの左上隅にある [元に戻す] ボタンをクリックします。

取り消した操作をやり直す

元に戻した操作をやり直すには、コマンドキーを押しながら Y キーを押します。 または、リボンの左上角にある[やり直し]ボタンをクリックします。